個人事業主は国民年金で支払った金額を経費にできるのか?

若い世代はどうせちゃんと払ってもらえない皆で助けあって生きていくためにとても大切な国民年金制度ですが、個人事業主は国民年金保険料を経費として処理できるのか?という質問への回答です。

国民年金保険料の扱いは?
(国民年金保険料の扱いは?)

1. 個人事業主は国民年金で支払った金額を経費にできるのか?
2. 国民年金保険料を前納した場合の取り扱いは?
3. 未納分の国民年金保険料を支払った場合には控除できる?
4. 子供の国民年金保険料を支払った場合には?

個人事業主は国民年金で支払った金額を経費にできるのか?

回答:
個人事業主が国民年金保険料を支払った場合には、事業経費ではなく確定申告を行う時に社会保険料控除として取り扱います。

「今年って国民年金保険料いくら払ったんだっけ?」っていう個人事業主の方もいるかもしれませんけど、基本的には日本年金機構から11月ころに支払った金額についての社会保険料控除証明書が送られてくるのでそれをチェックしてみてください。

10月以降にその年に初めて国民年金保険料を支払った場合には11月の時点では社会保険料控除証明書は送られてこないのですが、翌年の2月上旬に発送が行われることになっているので確定申告の時期にも間に合うようになっています。

国民年金保険料を前納した場合の取り扱いは?

国民年金の前納
(前納するべきかな~?)

国民年金保険料には前納というシステムがあって、来年分・再来年分の納付を事前にできるようになっているのですが、この前納によって支払った国民年金保険料についても納付した年度に社会保険料控除として扱うことができるんですよね。

2015年に2016年分の国民年金保険料を10万円分前納した場合には、この10万円を2015年の社会保険料として確定申告の時に控除することができるというわけです。この場合にはもちろん10万円分は2016年に再度控除することはできません。

今年は利益がすごく出たけれども来年はちょっと売上が落ち込みそうだ・・・という場合に使える個人事業主の節税対策といえるでしょう。実際にそういった節税判断をするのはすごく難しいことではあるんですけど一応覚えておいて損はないと思います。

2年前納された国民年金保険料の社会保険料控除について

未納分の国民年金保険料を支払った場合には控除できる?

「国民年金なんかどうせ損するんだから払ってらんねーぜ!」って思って滞納していたのに途中で心変わりして未納分を納付したとか、売上が思わしくなくて止む無く国民年金保険料を滞納していたのを翌年納付した場合なんかはどうなるでしょうか?

そりゃもうね、相次ぐ社会保険庁の不祥事やら無駄遣いやらを見ていたら国民年金なんて支払う気も失くすわけですから滞納している人が多くても仕方のない事なんですが。着服だの福利厚生の無駄遣いだの頭おかしいんじゃないでしょうか考え方を改めて欲しいものですね。社会保険庁の中には真面目に毎日働いている職員もたくさんいるはずですから。いるに違いない。

さて、これは「そんな未納している奴には控除なんかさせてやらない!」・・・なんていう扱いをされることはなく、「払った年度の確定申告時に社会保険料として控除可能」なんですよね。

2012年の国民年金保険料を10万円滞納していて、これを2014年に支払った場合には2014年の社会保険料控除として扱うことができるんです。毎年赤字になったり黒字になったりする事が多い個人事業主にとっては非常に使いやすい制度といえるでしょう。2012年度分の修正申告を行うのではないということに注意して下さい。

子供の国民年金保険料を支払った場合には?

一応個人事業主の節税対策としても使えそうな部分なんですけど、生計を一にする子供の国民年金保険料を支払った場合においても社会保険料控除が認められています。

さらに、過去の未納分を支払った場合においても社会保険料控除にすることができるので、個人事業主であれば忘れずに確定申告の時に控除額に入れておきたいところですね。

その他に経費かどうかで迷うものは・・・?

・・・と、まぁ国民年金保険料についてはこんな感じです。

これ以外でも経費になるのかどうかよくわからない、というものがあるんだったら、その都度インターネットで調べるよりも顧問税理士を契約したほうがいいかもしれませんね。

経費になるかどうかということを教えてくれるだけではなく、節税については税理士の分野ですから利益が出ているなら考えてみたほうが良いでしょう。

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【参考】

滞納分の国民年金保険料も社会保険料控除の対象になるということで、中には「利益が出ている時には国民年金保険料を支払って、赤字の時には滞納しておこう・・・」と考える人もいるかもしれません。ただ、やはりこういうやり方は手間がかかって大変ですし、後々面倒なことにならないとも言い切れないのでオススメはできませんね。せいぜい、ずっと赤字続きで滞納していたという人が大きく儲かった時に全部控除対象になってラッキー!くらいのものでしょうか。

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