小規模企業共済って破綻しないの?

個人事業主の節税のためによく使われている小規模企業共済ですが、税金を払う時に損だとか得だとか言う前に、「そもそも破綻しないの?」という疑問を持つのは当然だと思います。世の中には美味しい話などありませんから・・・。

平成25年度の運用利回りについて追記しました。(2014/9)
平成26年度の運用利回りについて追記しました。(2015/11)
平成27年度の運用利回りについて追記しました。(2016/11)

当然破綻する可能性はあります

まずはっきり言っておきますと、小規模企業共済だって破綻する可能性はあります。近年の小規模企業共済の基本ポートフォリオは国内債券が70%、株式や外国債券での市場運用分が20%前後で推移しています。極端な話ですがこれらが暴落してしまうような事態になれば、それは破綻一直線です。

運用利回りについて。掛金よりも大きな金額が返ってくることを小規模企業共済加入者の全てが望むとすれば、資産運用によって高い利回りを実現しなければなりません。しかし、ここ数年の平均的な運用利回りは1%そこそこ。それにともなって予定利率もどんどん下がってきているのはご承知の通りです。

もちろん、運用利回りがマイナスよりはいいんですけど、このくらいの利回りだとさすがに不安になりますよね。

小規模企業共済には繰越欠損金がある

小規模企業共済に加入して掛金を払い始める人が毎年存在するのと同様、何らかの理由で小規模企業共済から共済金を受け取る人も毎年出てきます。そういった将来的な支出に備えて責任準備金というものがあるわけですが、現在小規模企業共済では7000億円もの繰越欠損金を抱えているんですね(平成23年度末の数字)。

結局のところ、繰越欠損金については運用利回りによって増減するのですが、これを減少させることができなければ破綻する確率は高まると考えていいでしょう。ただ、現時点においてはある程度のキャッシュフローが確保されているので今すぐに破綻の可能性があるのかと問われればそれほどではありません。

民間よりは安全か

どっちにしても全てこういった話には破綻リスクがつきまといます。とはいえ小規模企業共済は公的機関ですので民間の生命保険などよりは破綻リスクが低いといえるでしょう。

万が一破綻可能性が出てきた時には公的な救済がないとも言えません。ある程度は破綻リスクがあることを頭に入れ、現時点での節税メリットや将来の資金管理をしつつ、破綻可能性について毎年目を光らせておくというのが個人事業主としては無難な選択じゃないでしょうか。

ちなみに不安だからといって掛け金の未払いを続けていると強制解約されて共済金が減額され損をしたという話も聞くので、一度加入した場合には解約するつもりがなければ1000円まで減額してでも払込を続けた方がいいと思います。

⇒ 小規模企業共済は損をしないのか?
⇒ 節税目的で小規模企業共済に加入

平成25年度の運用利回り

中小機構によって発表された小規模企業共済の平成25年度における運用利回りですが、4.28%となっています。平成17年からの過去9年での平均運用利回りは2.05%。平成25年度の運用損益額は3450億円であるとのこと。運用資産の内容としては・・・まぁ一般的なインデックスファンドにぶっ込んだような結果になっていますね。失敗した責任なんて誰も取りたくないですからね。

数字的にはそんなに悪くない感じの成績を残している小規模企業共済ですが、もちろんこれは中小機構自身による発表。100%正確な情報を出しているかもしれないし、そうではないかもしれない。公的なものでもそうじゃないものでも破綻する直前には嘘を並べるものですから、そういう可能性もあると考えながら小規模企業共済だって見ていかないといけないでしょうね。

平成26年度の運用利回り

中小機構から発表された平成26年度の運用利回りは4.30%。前年度の4.28%と同程度の数字を残しています。運用利回りが4%を超えたのはこれで3年連続ということになりますね。

世界的に比較的経済情勢が落ち着いていたということと、日本株が上昇していたということが高い運用利回りをキープできた要因でしょう。

平成27年度の運用利回り

中小機構から発表された平成27年度の運用利回りは0.18%。国内債券や生命保険資産が1.46%の運用利回りを出していて、信託銀行や投資顧問会社に委託した委託運用資産がマイナス4.70%になっています。

まぁ・・・マイナスとなると見た目は悪くなりますが、過去3年間に渡って委託運用資産は15%以上の運用利回りを出していますからこんな時もあると考えるべきでしょう。

ただ、中小機構側としても体裁を整えたいと考えたのか「自家運用資産が運用資産の8割を占めている」と強調していますね。わざわざ強調しなくても小規模企業共済に加入する人なら報告書から読み取れるでしょうから別にいいんじゃないかと思いますが。

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